はじめに
定期テストが近づくと、「何から手をつければいいか分からない」という声をよく聞きます。
やるべきことは山ほどある。でも時間は限られている。
焦れば焦るほど、空回りしてしまう。
そこで今回は、テスト前にやるべきことを3つに絞ってお伝えします。
同時に、「やってはいけないこと」も紹介します。
実は、「やるべきこと」より「やってはいけないこと」を避けるほうが大事かもしれません。
テスト前にやるべきこと3選
① ワークを早く終わらせる
まず絶対にやるべきなのが、学校のワークを早く終わらせることです。
いつまでに終わらせるべきか?
ベストは2週間前:余裕を持って2周目・3周目に入れる
最低でも1週間前:これを過ぎると、間違い直しの時間がなくなる
多くの生徒が、テスト直前までワークを終わらせることで手いっぱいになっています。
ワークを「終わらせる」だけでは点数は上がりません。
間違えた問題をやり直す時間があって、初めて点数に繋がるのです。
ワークの正しい使い方
- 1周目:まず一通り解く。分からないところは飛ばしてもOK
- 間違い直し:答え合わせをして、なぜ間違えたか確認する
- 2周目:1周目で間違えた問題だけを解き直す
- 3周目:まだ間違える問題を重点的に
この「間違えた問題を繰り返す」プロセスがないと、同じ問題で同じミスをします。
② 今回のテストで上げる科目を決める
5科目すべてを均等に頑張ろうとすると、結局どれも中途半端になります。
「今回はこの科目を上げる」と決めて、重点的に取り組む。
これが効率的なテスト対策です。
なぜ科目を絞るべきか?
- 時間は有限:全科目に均等に時間を割くと、どれも薄くなる
- 成功体験になる:1科目でも明確に上がれば、自信になる
- 自分の勉強法が見つかる:集中的に取り組むことで、効果的な方法が分かる
科目選びのポイント
どの科目を重点科目にすべきか、迷ったらこう考えてください。
- 「あと少しで点が上がりそう」な科目:すでに基礎がある程度できている
- 暗記で点が取れる科目:社会・理科は短期間で伸びやすい
- 前回悔しい思いをした科目:モチベーションが高い
③ ルーティーン化する
テスト期間中、毎日の勉強リズムを一定にすることが重要です。
なぜルーティーンが大事か?
勉強で一番エネルギーを使うのは、「始めるまで」です。
「今日は何を勉強しようかな」「いつ始めようかな」と考えている時間は、ただの消耗です。
ルーティーン化すると、考えずに自動的に始められるようになります。
具体的なルーティーン例
- 「学校から帰ったら、まず30分は机に向かう」
- 「塾がある日は、○時には家を出る」
- 「夜10時になったら、その日の勉強は終わり」
自分なりの「決まり」を作ってしまえば、毎日迷わなくなります。
テスト前にやってはいけないこと
実は、「やるべきこと」より「やってはいけないこと」を避けるほうが大事です。
NG① 新しい問題集を買う
テスト前に本屋に行ってはいけません。
「この問題集をやれば点が上がるかも」——その気持ちは分かります。
でも、新しい問題集に手を出すと、結局どれも中途半端になります。
学校のワークを完璧にするほうが、100倍効果があります。
NG② 夜更かし・一夜漬け
睡眠を削ると、記憶は定着しません。
脳は睡眠中に記憶を整理・定着させます。
一夜漬けで詰め込んでも、テスト中に思い出せなければ意味がありません。
テスト前日は、早めに寝ることが最高の勉強法です。
NG③ SNS・動画を「ながら」で見る
「ながら勉強」は勉強ではありません。
YouTubeを流しながら、LINEを返しながら、TikTokを見ながら——
それで3時間机に向かっても、実質30分くらいの効果しかありません。
スマホは別の部屋に置く。これが最も効果的な対策です。
NG④ 「まだ大丈夫」と思う
「まだ大丈夫」と思った瞬間、もう大丈夫じゃありません。
テスト1週間前に「まだ大丈夫」と言っている子は、だいたい直前で焦ります。
そして、「もっと早くやっておけばよかった」と後悔します。
「まだ大丈夫」は禁句です。「もう時間がない」と思って動きましょう。
暗記科目と理解科目の違い
科目によって、効果的な勉強法は異なります。
暗記科目(社会・理科の暗記分野)
暗記科目は、「量」がものを言います。
- 何回繰り返したか
- どれだけ多くの問題に触れたか
コツは「回数を増やす」こと。
1回で完璧に覚えようとするより、3回・5回と繰り返すほうが定着します。
理解科目(数学・英語・理科の計算分野)
理解科目は、「説明できるか」がカギです。
自問自答してみてください
- この式は、なぜこうなるのか説明できる?
- この答えに、どうやってたどり着いたか説明できる?
- 途中式の意味を、人に教えられる?
説明できないなら、まだ「分かったつもり」の状態です。
答えが合っていても、「なぜその答えになるか」を説明できなければ、本番で再現できません。
まとめ:テスト前の鉄則
やるべきこと
- ワークは1週間前までに終わらせる(ベストは2週間前)
- 重点科目を決めて集中する
- 勉強のリズムをルーティーン化する
やってはいけないこと
- 新しい問題集を買わない
- 夜更かし・一夜漬けをしない
- SNS・動画の「ながら勉強」をしない
- 「まだ大丈夫」と思わない
テスト前は、「何をやるか」より「何をやらないか」が大事です。
余計なことを排除して、やるべきことに集中しましょう。
分からないことがあれば、いつでも塾に質問しに来てください。