宿題で分からない問題があると機嫌が悪くなる。思い通りにいかないとすぐふてくされる。
こうした様子が見られるとき、それは「わがまま」ではなく、感情をコントロールするスキルがまだ発達途上であるサインです。
叱るべきことではなく、練習が必要な段階と捉えてください。
なぜすぐ不機嫌になるのか
お子さんによって背景は様々ですが、よくあるパターンとして以下があります。
- 「ゴネれば何とかなる」という成功体験がある
- 周囲が先回りして解決してくれる環境だった
- 不快な気持ちを「耐える」経験が少ない
結果として、「嫌だ」と感じた瞬間にそのまま態度に出る、という反応が習慣化しています。
ご家庭でできる4つのこと
① 感情と行動を分けて伝える
「嫌だと思うのは当然だよ。でも、それを態度に出すかどうかは別の話だね」
感情そのものは否定せず、行動には選択肢があることを伝えます。
② 不機嫌になっても「得」をさせない
不機嫌な態度を取ったときに、過剰に構ったり、特別対応したりすると、その行動が強化されてしまいます。
淡々と「落ち着いたら話そうね」と待つ姿勢が効果的です。
③ 小さな「我慢→達成」の経験を積ませる
「この宿題を終わらせたらおやつにしよう」など、短時間の我慢の後に達成感や報酬がある経験を意図的に作ってあげてください。
「耐えたら良いことがあった」という成功体験が、少しずつ耐性を育てます。
④ 気持ちを言葉にする練習
「何が嫌だったの?」と聞いてあげてください。
感情を言葉にできるようになると、態度で爆発させる必要が減っていきます。最初はうまく言えなくても、「悔しかった?」「難しかった?」と選択肢を出してあげると答えやすくなります。
焦らず、一貫した対応を
感情のコントロールは、一朝一夕で身につくものではありません。
大切なのは、感情は受け止めつつ、ルールは一貫させること。そして「あなたのことをちゃんと見ているよ」というメッセージを伝え続けることです。
何かご不安な点があれば、いつでもご相談ください。